2019年11月16日

日蓮宗における葬儀の流れを把握

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日蓮聖人こそが日蓮宗の開祖であり、宗派の作法に剃った葬儀を執り行う必要があります。お通夜を出すのは故人が亡くなった夜もしくは翌日の夜であり、お通夜があけたら葬儀及び告別式の流れです。朝の10時には告別式が開始となりますので、それまでに遺族は集合をして受付準備を済ませていかなければなりません。

僧侶の読経がスタートするのは司会者の会式宣言により開始であり、総礼から道場偈へ移り勧請に、そこから開経偈を続けていって、読経を参列をした人が皆で唱えてお題目も一緒に唱えていきます。地域などで少しばかり違いはあるものの、南無妙法蓮華経も参列者全員で唱えるのが一般的です。

開棺及び引導の儀式は、読経や経本を唱えている最中に行われるのも、日蓮宗独自のことと言えます。祭壇へとお膳やお茶にお花などのお供え物をささげるのが開棺の儀式であり、僧侶がお経を読み上げながら行うことです。

故人を仏さまに引き合わせるのが、引導と呼ばれる儀式になります。南無妙法蓮華経を唱えるのは、僧侶が一通りの読経が終わった後です。唱題がそのうちに始まりますので、参列者たちはそれを待って、順番に焼香を行っていきます。

合掌をしてから丁寧に一礼をしてから、親指と人差し指でお香をつまみあげて火種へと落としますが、日蓮宗の作法では焼香は3回がマナーです。